今回はギターを始めた頃に出会った洋楽の事を書いてみようかな…。
最初は父親の自動車に付いていたカーステレオで聞いていた「ビートルズ」でしょうか!
がしかし、このカーステレオ用8チャンネルテープ(懐かしい)、ビートルズ本人達の演奏ではなく、恐らく日本人のスタジオミュージシャンが演奏しているという良く分からない代物、子供心にも「なんか変だな~」と思っていた記憶があります。
これって著作権関係はちゃんとクリアーしていたのかな?(笑)
とはいえ、そのテープに入っていた「ミスタームーンライト」という曲、ちょいラテンなリズムときれいなメロディーのこの曲が結構お気に入りで、何度も聞いていました。
前回、前々回と書きましたが、フォークギター通信講座の教材を通じて出会った洋楽も素敵な曲が多かったのです、しかし問題が一つ、その教材のレコードの演奏に慣れてしまって、その後実際のオリジナル楽曲を聞くと違和感を感じてしまうと言う事…(笑)。
さて、印象に残っている曲を何曲か思い出して見ましょう。
「April come she will」Simon&Garfunkel
邦題「四月になれば彼女は」という曲、終始典型的なスリーフィンガー奏法のこの曲、イントロの印象的なギターフレーズと優しいメロディーにぐっと来てしまいました。
この曲、スリーフィンガー奏法の練習にはうってつけな曲だと思います。
「Fire and rain」James Tayler
いわずもがな、今もバリバリ現役!アメリカの偉大なシンガーソングライター。
この曲もアコースティックギターから始まるイントロ、ギター弾き語りの為にある様な曲です。
アルペジオから始まってストロークに移行して盛り上がって行くという進行も魅力的ですね。
「Teach your children」CSN&Y
開放的なギターストローク、そしてこれまた開放的で美しい歌のハーモニー、映画「小さな恋のメロディー」でも有名な曲です。
「Puff」Peter Paul & Mary
アコースティックギターのアルペジオをマスターするのはまずこの曲から!というぐらいにマストな曲でした。
僕がこの曲を練習していた頃は、ただただ楽譜に記されている音だけをひたすらなぞって弾いていただけでしたが、実はこのちょっとハネたノリを出すのは中々難しかったのですね。
そしてそのシンプルなギターアルペジオと、その上に乗るこれまたシンプルなメロディー、そこに何か漠然と「アメリカ」という国の空気感を感じていた様にも思います。
「Goodnight Irene」H.Ledbetter
数々の伝説的なアメリカのフォークシンガーによって歌い継がれている美しい曲です。
この曲で「ディミニッシュ」というコードの響きを初めて知りました。
いまだに僕が曲を作ると、無意識にこのコードをついつい使ってしまうという、罪深い(?)曲です。
しかし、こうやって書いていると、ローティーンの少年が聞いている音楽にしてはかなり渋い選曲ですね(笑)。
もっとも、これらの曲、最初は通信講座の教材のレコードで聞いていた曲たちで、実際のオリジナル音源を聞いたのはちょっと後の事でした。
この様な素敵な音楽に出会いながら、来る日も来る日もアコースティックギターの練習に明け暮れていたのですが、「とうとう」と言うか「当然に」というか、今度は「エレキギター」という楽器に興味が出て来てしまうのです…。
その話はまた次回に!